「時間治療」をもっと活用するために
IgA腎症関連・子宮筋腫関連・低たんぱく食関連・低たんぱく食レシピ関連
夕べ何気なく見ていたクローズアップ現代で「時間治療」がテーマに取り上げられていた。
これは以前ダイエットのための「体内時計」利用などとして盛んに取り上げられていたけれど、これがなんとがん治療にも絶大な効果をもたらすというから驚きだ。
その例が「抗がん剤投与(クロノテラピー)」である。
がん細胞を殺す治療ではあっても、これが健全な細胞まで破壊してしまうことから、吐き気や脱毛、免疫力の低下、など、様々な副作用が懸念される抗がん剤治療。時には、この副作用に耐え切れず寿命を縮めてしまう例さえあるという。
そんな抗がん剤の副作用を大幅に軽減するのに役立つのがこの「時間治療」だというのである。
たとえば肝臓がんの場合、肝臓の細胞は夜に画期的に再生されるのだそうだ。だからもし、同じ抗がん剤でも、夜これを投与すれば、正常な細胞にダメージを与えてもすぐにこれが再生され、トータルで受ける損傷は格段に減るというのだ。同じ理由から、普段ならとても耐えられない大量投与も可能となるという。
実際、手術に踏み切れないほどに増殖したがん細胞を、手術可能なサイズ(見た目では1/5~1/10程度)に縮小させた例では、その患者には脱毛や吐き気がほとんど見られなかったのだそうだ。
病気のことを考えるだけでもストレスだというのに、その病気の治療のためにまた新たな「苦痛」を強いられる抗がん剤治療は、それだけでも心が重くなると言うもの。病気を治すことだけに専念できるように苦痛が緩和されるなら、これほどありがたいことは無いだろう。
が、この「時間治療」には1つ大きな問題があるそうだ。それは、抗がん剤を「深夜」に投与しなければならないため、人材の確保が難しく、この治療の効果は認識していてもなかなか踏み切れない病院が多いのだそうだ。
番組ではヨーロッパの例=「自宅で簡単に投与」できる小型器械(クロノポンプ)も紹介していた。この療法が日本でも認可されれば、今後のがん治療に飛躍的な進歩が期待できることは間違いないだろうに。
もうこの治療に注目されて10年が経つというけれど、今後も是非注目していきたいものである。
~大量投与と聞くと思い浮かぶのは「ステロイドパルス」だが、IgA腎症の治療にもこの「時間治療」の概念は応用できないものだろうか?
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