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2008年10月11日 (土)

食の安全性について考える

最近「食の安全性」についてその重要性が叫ばれている。でも、家庭の主婦ならイザ知らず、サラリーマンにとってはやはり「安全性」よりも手軽さ、美味しさの方がいまだに関心が高いのではないだろうか。

ワタシがIgA腎症のためにステロイド治療をして、1つだけよかったと思うことがある。それは、糸球体のひどい炎症が治まったということはさておき(ホントはそこがポイントなんだろうケド・笑)、カラダが「悪いモノ」に対してとても敏感になったコトだ。

逆に言えば「カラダが弱くなった」「あらゆる刺激に対して過敏になった」という悪い意味にも取れなくはないのだが、そこはそれ、欲深~いワタシのこと(笑)、同じ事象なら「イイ面」に注目したいもの(^^ゞ。

昨日も書いたけれど、ワタシは、酸化した油や添加物がたくさん入った加工食品などを食べると必ずカラダが反応する。胃が痛くなったり、便秘や下痢になったり・・・(;_;)。

以前「何でも好きなものが食べられなくなった!」と嘆いたこともあったけれど、そうじゃないのだ。同じ食品でも「品質のよいもの」なら食べても大丈夫だということが分かってきた。

分かりやすく言うとね、6個入200円位のお得な大福モチを食べると便秘になるけど、1個200円の手作り大福なら大丈夫(^O^)/。

なんでも高けりゃイイというものではないし、安くてイイものも確かにあると思うけれど、やっぱり、良いものをじっくり作ろうとすれば、手間がかかる分だけ値段が高くなるのは当たり前のことなのだ。

こんな当たり前のことに、以前のワタシはゼンゼン無頓着だった。美味しいものは大好きだったけど、それがカラダにイイかどうかなんて、たぶん考えたことはなかっただろーなー (^^ゞ。

それが、病弱になったおかげで人一倍敏感になった。加工食品は極力使わず、どうしても食べたくなったら確信犯!「ぐあいが悪くなってもイイ!今日はどうしてもケンタッキーのフライドチキンが食べたい!」(爆)。

そんなワタシだけれど、最近ニュースを見るにつけ「食の安全」についてますます考えるようになった。以前のワタシのように、カラダがある程度丈夫でナニを食べてもすぐに反応することのない、本来なら「ありがたい」はずの健康なカラダを持つ人が、実は危険にさらされている!

食べてすぐに食中毒を起こすようなものは、みんながみんな気をつけるから実はそんなに危険ではない。一番怖いのは、毎日食べるものの中に、じわじわ~っとカラダに堆積されてしまう微量な「毒物」が混入していることなのだ。

たとえば野菜に使われる農薬。

よく無農薬・有機栽培の野菜は高いというけれど、ナゼ高いのか、アナタは本当に知っているだろうか?薬を使わないんならむしろ安くなるのではなんて思ったことない(笑)?

農薬を使わなければ野菜には必ず虫がつくのだ。虫がつかないように、毎朝毎夕、人の手で虫を退治し、虫がわかないように有機肥料を使って土壌を改良しなければならない。化学肥料は安いけれど土地が痩せてしまうのだそうだ。

こういった1つ1つの手間が、ワタシ達のカラダへのいわば「安全料」なのである。

でも多少の農薬なら、お役所が判断した「基準値」内であれば許可されてしまう。食べ物じゃないけれど建築用に使われる化学物質にしても同じことだ。

非常に敏感な人だけが反応するかもしれない、と無視されてしまっているが、数年、数十年にわたって体内に蓄積された場合の危険性を本当に考えているのだろうか?

近年大幅に増加したアレルギー性の疾患はこの辺に問題があるんじゃないのっ?

消費者であるワタシ達の意識にも問題がないとは言えないだろう。

物価が高騰し雇用が不安定になっている今、確かに1円でも安いものを買い求めようとするのは仕方のないことだ。でも「安い=どこかで手抜き」、これもまた当たり前の図式なのではないだろうか?

先日、NHKのBSでスローライフの特集があった(今夜で最終回)。夜中の放送なのでビデオ録りしたものを観たのだが、その第1話はとても印象的な内容だった:

タイトルは「温かいスープを召し上がれ」。

ポーランドにあるミルクバーのドキュメンタリーである。ミルクバーとは「美味しい」家庭料理を「安く」「早く」提供する、家庭的で小さなレストランのことだ。国からの補助が出ているそうで、その安さもケタはずれ――130円位あればひととおりの食事ができてしまう。

最近では海外からの外食産業も盛んになり、ファストフードの店舗進出に押されて、全国に25000件ほどあったミルクバーは今では140件ほどに減ったそうだが、この安さと居心地の良さがある限り、まだまだその需要は減らないらしい。

ミルクバーは家族経営の小さな店だが、1日のジャガイモの消費量は600kgもあるそうで、皮むき機が壊れたりすると、総勢5~6人しかいない従業員が朝から晩まで総出でジャガイモの皮をむかなくてはならない。従業員はほとんど休みもなく毎日働きづめだ。

ここで使う材料は毎日市場で仕入れてくる。仕入れ値が下がった時は、料理の値段も計算しなおして安くするそうだ。逆に上がった時は、ギリギリまで値上げをせずに持ちこたえる。美味しい食事を安く提供するのがミルクバーで働く彼女達の使命であり誇りだからなのだ。

ここの女主人はいう-「人間は腰を下ろし、尊厳をもって温かい料理を楽しまなくてはならない。誰もが快適な環境でよいものを食べる権利がある」

「食にたずさわる仕事は私の天職です。弁護士やパイロット、医者を志すのと同じで、食への貢献が私の天職なの」

古い材料の使いまわし、賞味・消費期限の捏造、事故米の食品への加工、と食への不信があとをたたない今の日本で、こんなふうに胸を張って、どうどうと食にたずさわっている人が果たしてどれだけいるのだろうか?(いっぱいいるんだろうケド、どうしても懐疑的になっちゃう・・・笑)

また、海外との貿易バランスの関係で、安全性が確実でない牛肉を輸入しなければならないという。

「食べるか食べないかは自己責任だ!」

国民の安全を第一に考えなければならないハズの一国の首相が昂然とこう言い放ち、国民もそれを許してしまう今のニッポン。

「捨ててしまうにはもったいない」のは分からなくもないけど、古くなった食品を正規の値段で売ってしまう業者たちもいる。

それなら値下げすればイイじゃない?そうすれば買う側も「自己責任」で「確信犯」で選ぶことができるわ。「安くて古いものを食べたんだから、お腹をこわしても仕方がない」って。(売るからには安全性は確保してほしいデスが・)

でも、古いという事実を隠されてしまったら、傷んだ食材を加工してしまわれたら、どうやってとればいいんですか「自己責任」を?!<`ヘ´>

食は生きる基本、食事は健康を作るものであって、決して害するものであってはならないのだ。

全国の食にたずさわる人々に「プライド」をとりもどしてほしい。ポーランドの片田舎で、ファストフードの進出に脅かされながらも、どうどうとミルクバーを営む彼女達と同じように。

最近、この問題にかなりお怒り気味だったので(笑)、土曜の朝からつい熱くなって書いてしまいました。しかもまた長々と・・・(^^ゞ。おかげ様でだいぶスッキリいたしました。おつきあいくださいましてありがとうございマシタ <(_ _)>。

それではミナサマよい休日を~(^O^)/。

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