« なたまめ茶はIgA腎症の救世主! | トップページ | 今さらビタミンCなんて・・・? »

2008年10月19日 (日)

子宮筋腫-入院生活は悲喜こもごも

IgA腎症関連子宮筋腫関連低たんぱく食関連低たんぱく食レシピ関連

「産婦人科ほどデリケートな職場はありませんね~」

退院する前日、お話しに来てくださった師長さんにワタシが言ったことばである。

数え切れないほどに増えた子宮筋腫、そのうちのひとつは巨大化して筋腫分娩、そして度重なる大量出血による貧血のあまりのひどさに、ワタシは子宮全摘を余儀なくされた。

入院してすぐは「早く手術をしてラクになりたい!」一心だったが、手術をしてサッパリ(笑)してから退院まではホントにヒマだった(^^ゞ。

何もすることがないので、入院中はいろいろな人とおしゃべりを楽しんだ。

貧血がひどかったので視力が急激に落ちてしまい、大好きな本を読むこともTVを観ることもできなかったからだ。

2週間の入院中、病室を4回も変わったので、そのたびに顔見知りができた。ワタシは貧血がひどくてフラフラしていたので遊びに来てもらう方が多かったかな。

みなさん抱えている病気は色々だった。卵巣がんや子宮がん、子宮筋腫や卵巣のう腫の患者さんに、お産をした方やつわりがひどくて入院した方もいた。

ワタシ自身「人見知り」という言葉とは無縁の人間なので(^^ゞ、入院の原因が何であろうと目が合えばニッコリしたし、ニッコリ出来れば話もできた。

でも、みんながみんなそうじゃなかった。大きく分けて3つに分かれてたかな「派閥(?)」が。

まずは2つ-「産科」と「婦人科」。そして婦人科は「重篤な病を持つ患者」と「命に関わる危険性が低い病の患者」に分かれる。

前者はがんの患者さん、後者はワタシのような筋腫や卵巣のう腫の患者さんだ。

最初はがんの患者さんばかりの部屋に入ったけれど、皆さんむしろワタシをいたわってくださっていたので~青白くていつもフラフラしている~疎外感はほとんど感じなかった。

ただ、部屋に遊びに来る若い患者さんからはまったく無視されていた。彼女たちはワタシと目を合わせようとしなかったし、たとえ合ってもすぐにそらされてしまった。

年齢は20代後半から30代前半というところだろうか―そんなに若くしてがんになったら、しかも子宮も卵巣も摘出することになったら、命を守るためにがんばっている抗がん剤で髪がすっかり抜けてしまったら―ワタシを見てイライラするのも当然だろう。

ワタシは童顔なのでどうしても年より若く見られちゃうのだ。その上おさげなんかにしてるからね~。よ~く見れば小じわもいっぱいあるし、肌のつやだってシッカリ衰えてるんだけど・・・笑。それにね、こうみえても結構苦労してるのよ~。

それでも明るく声をかけてくれる人もいた。

彼女は30そこそこぐらい。まだお子さんが小さいのに自分が卵巣がんになってしまい、お子さんをご両親に預けてもう3ヶ月も入院しているという。

そして彼女のお父様は人工透析をしていらっしゃるのだとか。

「うちの主人は何にもできないから、公共料金は(入院中も)ワタシが払いに行かなきゃイケナイんです~」

抗がん剤の副作用が人一倍ひどくて、治療中はいつも苦しそうにしていた彼女だったけど、治療の合間をみてはいつも話をしにきてくれた。

彼女とは退院したあと外来で再会する。ママさんバレーに復帰したと楽しそうに話してくれた。

入院中ワタシが困ってしまったのは、ワタシを含め3つの派閥すべてのタイプ(?)が1つの部屋に入れられた時だった。

1人は卵巣がんの患者さんで抗がん剤治療中の方、2人目はつわりがひどくて入院した方、3人目はお産を済ませたばかりの方、そして4人目はワタシ。

手術後3日目―それまでの2人部屋から4人部屋へ移動になる。

同室だった卵巣のう腫の20代ママに見送られて一番奥の部屋まで荷物を持って歩かされた。

「ワタシ、まだ傷が痛いんだけど~(;_;)」

部屋に着いたので同部屋の人にあいさつをしようとしたのだが、4人部屋の2ヶ所は、カーテンがキッチリ引かれていて中が見えない。

とりあえずカーテンをしていない方にあいさつ。卵巣がんの患者さんで今までも面識はあった。

「よろしくお願いします~」

「こちらこそ~(*^。^*)」

あとのヒトはどうしよう?それよりこん中にいるのかしらん?

部屋を出て廊下を歩いていた時、後ろから声をかけられた。

「同室の○○です」

しかもニッコリ笑顔つきで(@_@;)。

な~んだ、さっきは寝てらしたのかしらね~と一緒に部屋にもどった途端、彼女はさっと表情を引き締め、同時にさ~っとカーテンを引いてしまった。

なんなん?

ワタシはカーテンを閉めるのが嫌い(=閉所恐怖症)なのでそのままにしていると、彼女はワタシ側のカーテンを30cmぐらい開けて話しかけてきた。と~ってもにこやかに。

「あ~、この子、がんの患者さんが怖いのね~」

患者さん自身が怖いのではない、「病気」そのものが怖いのだ。

若い時ならそういうこともあるかもしれないわね。デモ・・・。

その子はとってもイイ子だったけど、やっぱりオバサンは感じてしまった~「みんな好きで病気になったんじゃないのよ~」

ワタシはIgA腎症だ。将来いつか人工透析をする時が来るかもしれない。

よく「透析をするぐらいなら~(腹が立つので~としか書けないけど)」などという人がいるが、よくもまあそんなことが言えたものだとそのような無神経な発言には怒りを禁じえない。

人間はどんな状態に置かれても精一杯楽しく生きる権利があると信じているからだ。

結局もう1人のお産を済ませたばかりのヒトは、ワタシ達の顔を見ることも無く、さっさと個室に移動してしまう。

「がんはね!うつる病気じゃないのよ!!」

でもあとで思えばコレはまだ物理的に(笑)マシだった。

翌日もう1組、生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんが入室してきた時は最悪だった(-_-;)。

このお母さん(と言ってもハタチそこそこ?)のとこには、朝から晩までお見舞い客がずらり~。しかも若い子ばっかり(笑)。ココは産婦人科病棟なのにまるでコンビニの前(-_-;)。

夕べ寝不足だったから日中寝ようと思ったのに~(;_;)。これじゃゼンゼン眠れやしない。

夜が来る。今度は赤ん坊の夜泣きだ。

新米ママも困った様子でナースコールをするんだけど、夜勤のナース(たぶん20代)は「しょうがないわね~。あっためてあげて」と言うだけ。

あんまりうるさいのでワタシも睡眠導入剤をもらおうとお願いしたのだが、即却下されてしまう。

「こんな夜中に言われてもね~、薬なんか出せるわけないでしょっ!」

入院経験が結構長くなったワタシだったけど、こんなに失礼な発言はあとにも先にもこれだけだった<`ヘ´>。

怒り心頭に達したワタシ、当然眠れるわけがナイ。隣のママさんは赤ちゃんと一緒に泣き出しちゃうし・・・。

結局痛むお腹を抱えて起き上がり、ワタシが持っていたホッカイロをいくつか渡してあげた。

「直接皮膚に当たるとイケナイから、タオルをまいて使ってね~」

翌朝になって、朝食の時間が来ても赤ん坊はまだ泣き止まない。

「ナースコールして、ご飯食べる間、赤ちゃん預かってもらいなさいよ。あなたも休んで少しは食べなくちゃダメよ~」

しばらくして医師が回診に来る。

「こんさん、夕べはよく眠れましたか~」

聞くか?ふつう(-_-;)。ちゃんと申し送りはしたの??<`ヘ´>

ワタシはそう心の中でつぶやき、ジロリ見返しただけで返事はしなかった(^^ゞ。

ちったぁ気を使えよっ!

「産婦人科病棟」のデリケートさを熟知した師長さんがすばやく気配を察し(笑)、そのあと1時間も経たないうちに、ワタシは再び2人部屋に移されることになる。もう1人のがん患者さんと一緒に。そして、新米ママさんは廊下で会うたびに満面の笑顔を浮かべてくれた。

産婦人科に行くと思うだけで憂鬱になる人もいるだろう。ましてや入院なんてとしり込みする方も少なくないだろうけど、ふだんの生活では体験できないこと、思いもかけないことが起きる入院生活はイイ人生経験になる。

ワタシにとってもいろんなことがあった2週間だったけど~ほかにも笑える「よくがんばった!」事件や「点滴を漏らされて血だらけ!」事件もあったりしたけどそれはまたいつかお話ししましょう・笑~良きにつけ悪しきにつけ、命と向きあう機会をくれたこの入院生活はとても貴重な経験だった。

これから入院の予定がある方に少しでも参考になればと思って書き始めましたが、ただの思い出話になってしまったかも・・・(^^ゞ。

ま、ヒトはいろいろですからね。

ワタシにアドバイスできることがあるとすれば「どうぞ怖がらずにトライしてください」ということかな。

なにごとも希望を持って取り組めば必ず道は開かれるものデス!

それでは-どうぞステキな日曜日をお過ごしくださいマセ。

人気ブログランキングへ

もしもお役に立てていただけましたら、
応援クリックをお願いできませんでしょうか?wink

子宮筋腫卵巣のう腫に関する記事は:

子宮筋腫カテゴリ(全文が表示されます)または 子宮筋腫に関する記事(一覧から選べます)からご覧いただけマス

tulipトップページはこちらデス~カラダにイイこと始めよう!

|

« なたまめ茶はIgA腎症の救世主! | トップページ | 今さらビタミンCなんて・・・? »

5)子宮筋腫」カテゴリの記事

コメント

「なにごとも希望を持って取り組めば必ず道は開かれるものデス!」
いつも前向きなこんさんにそういわれちゃうと、私もがんばらなくっちゃね、って思えちゃいます。

ありがとう。

投稿: 三憂 | 2008年10月19日 (日) 23時02分

みゆさんにも届くといいなぁ・・・
と、実は思いながら書きました(^^ゞ。
思いが通じて(笑)よかったデス。

お互いがんばり過ぎずにがんばりましょうね~。
こんでした~。(*^。^*)

投稿: 三憂さんへ | 2008年10月20日 (月) 06時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519255/42835642

この記事へのトラックバック一覧です: 子宮筋腫-入院生活は悲喜こもごも:

« なたまめ茶はIgA腎症の救世主! | トップページ | 今さらビタミンCなんて・・・? »