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2008年11月21日 (金)

カリウムの果たす役割とは?

腎臓の病気を患っている人なら、やるかやらないかは別として一度ぐらいは聞いたことがあるに違いない「カリウム制限」という言葉。

腎機能が落ちてくるとカリウムを十分に排出することができなくなってしまう。カリウムの血中濃度が高くなるため(高カリウム血症)、食事による制限が必要になってくる。その程度は血中カリウムの数値によって異なり、主治医や管理栄養士の指示に従わなければならない。

だが、このカリウムもたんぱく質と同様、やっぱり「カラダにイイ=欠かせない」ものなのだ。

カリウムの効能としてはまず第1に「高血圧予防」があげられよう※。腎臓が悪いと血圧も上がりやすくなるから、制限の範囲内でもなんとかウマく摂取したい栄養素でもあるわけだ。

※健康な人なら1日に2000mg、高血圧予防には3500mgの摂取というのが厚生労働省の見解。

カリウムの主な働きは以下の通りである:

●ナトリウムと協力して細胞内の浸透圧を維持する:

 細胞の内側はカリウム、外側(血液など)にはナトリウムが多い。当然、カリウムはその濃度の高い細胞内から濃度の低い血液中へ流れ出ようとするが、細胞がこれを押しとどめ、逆に細胞外へナトリウムを排出することで浸透圧を維持している。

●上の論理から、カリウムにはナトリウムの排泄を促して血圧を下げる効果がある。

●腸や心臓などの筋肉の働きを正常に保つ:

 カリウムは筋肉中でエネルギーを作り出す

●腎臓において老廃物の排泄を助ける

 カリウムが不足すると次のような症状が出やすくなる。

★夏ばて(夏に大量の汗をかくと、汗と一緒にカリウムが失われてしまう)

★高血圧

★食欲不振、無気力、便秘、疲労感

★不整脈、心不全を起こしやすくなる

★膀胱まひ、排尿困難

★筋肉が弱る。手足のしびれやけいれん

カリウムがいかに大切な栄養素か、そしてそれを制限することがどんなに大変なコトかお分かりいただけると思う。

カリウムは、野菜やイモ類、果物など幅広い食品に含まれている一方、実に「失われやすい」ミネラルでもある。水に溶け出しやすく、ナトリウム(塩分)の摂取量が多いと排泄され、ストレスや慢性的な下痢、利尿剤の長期使用、コーヒーや酒、甘いもの(上白糖)もカリウムを減らしてしまう。

一般的には、特に制限をしなくても欠乏しやすいミネラルなのである。

積極的に摂るためには、果物、特にドライフルーツがお勧め。海藻類にも多く含まれるが、その場合は戻し汁や煮汁も使うこと。甘いものを控えなくても良い方なら黒砂糖などもよい食品だ。

いずれにせよ、ワタシのひじきの例のように(^^ゞ、食べすぎは禁物ですけどね~。引き続いて腎機能低下によるカリウム制限について書いたのですが、ちょいと長くなりすぎたので記事を2つに分けました~。ご興味のある方はこちらもお読みくださいマセ。 <(_ _)>

~後日ゆで野菜のカリウム量(腎臓病のカリウム制限)も書かせていただいておりマス~

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