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2009年1月29日 (木)

尿にたんぱくや潜血が出ているといわれたら?

IgA腎症関連子宮筋腫関連低たんぱく食関連低たんぱく食レシピ関連

健康診断などで尿所見に異常がある―尿たんぱく潜血が出ているといわれたらどうすればいいのか?

先日頂いたりんごさんのコメントを拝見して、正直言うと禁を破って寝不足になるほど考えたsad

ワタシ自身、しっかり「異常」(血尿)があったにも関わらず、自分の無知さゆえに無邪気に無視し続けた経験があるのでcoldsweats01、決して大きなことが言える立場ではない。(よろしければ尿潜血はどこからのサイン?をお読みください)

でも、闘病歴7年(寛解して2年目)のベテランになってきた今だから(笑)、「後悔したくないアナタ」のために、嫌われてもいいから、ちょいと小うるさいオバサンになってみようかと決意したでやんすangry

●まずは病院へ行くこと!

通常、健康診断で異常が見つかった場合は、病院へ行くように勧められると思う。コレは必須。必ず行くこと。

信頼できるかかりつけ医がいれば最初はそこでも良い。今は病院もほとんど「紹介制」なので、かかりつけ医から専門医(腎臓内科)を紹介してもらったほうが、むしろ安心かもしれない。

●本当の「腎臓専門医」に診てもらうこと

今はどうだか知らないけれど、10年ぐらい前までは、腎臓を専門にしている医師はまだまだ少なく、腎臓内科の看板を掲げてはいても実は一般内科(認定医)の医師が担当していたケースも多かったと聞く。

(2008年4月24日現在で、日本腎臓学会の専門医は2983人)

長い付き合いになるかもしれない腎臓の病気。一度は、本当の腎臓専門医に診てもらった方がよい。

「腎臓内科医」と言いながら、尿検査を「試験紙」で実施しているようなところはゼッタイ避けるべし。

医師を選ぶ際の最低限の基準は、日本腎臓学会専門医もしくは指導医(専門医を指導する立場)の資格を持っているかどうか。ちなみにワタシの主治医は専門医かつ指導医。

学会認定専門医の確認は、ブログ画面の左下「お役立ちサイト」にある腎臓専門医名簿をご覧ください

ワタシは学会礼賛者(笑)ではないが、「優しくて親切な」だけの医師には、自分のカラダを任せられない。

特に腎臓病などの厄介な疾病を治療するには、最低限の資格を持っているべきだと思う。でないと、知識が自分の経験だけに偏ってしまい、適切な治療を施せない可能性があるからだ。

「医は仁術」はその次のステップ(笑)。

●腎機能のスクリーニング

専門医に行けば、必ず、尿と血液の検査が行われる。

尿たんぱく潜血が降りていないかどうか、血液中の老廃物が増えていないか(血清クレアチニン)、血液中の尿素窒素が多くないか(BUNまたはSUN)などなど。

これらの値がひどくない限りは、しばらくは数ヶ月に一度の経過観察になる場合が多いようだ。

●「腎臓は沈黙の臓器」を肝に銘ずること

「経過観察期間中、特に気をつけることはありませんか?」

もし医師にそう尋ねたなら、きっとこう答えるに違いない。

「①今のところ腎機能は落ちていないので、②ふつうに生活して大丈夫ですよ。③塩分は控えめにした方がイイですね」

①このコトバに安心し過ぎてはいけない。

腎臓専門医なら毎日ひどい症例をたくさん診ているはず。

「透析をしたり腎移植をしたり、それに比べればアナタなんてまだまだ大丈夫!」――そう思って出るのがこの言葉なのでは?

また、「今すぐ透析になるわけじゃないから心配しなくていいですよ」と、「腎臓は恐れの臓器」を知っている医師が患者に余計な恐怖心を与えないように言っているのかもしれない。

②「ふつう」がミソ(ふつうの解釈は人それぞれだから・笑)。

医師にとってのふつうは9~5時のデスクワーク。残業もなし。

少なくとも腎臓に何らかの疾患があることが分かったのだから、ま~さかムリなんてするわけないだろう(かな?)。

③まずまずの気遣いかしらんbleah

腎臓は沈黙の臓器。

尿所見の異常は腎臓からの精一杯のサインなのだから決して軽く考えてはならない。

健診でたまたま(by chance)見つかったたんぱく尿潜血尿を「チャンスたんぱく尿」や「チャンス血尿」と呼ぶことがあるそうだ。

「早く見つかった=早く腎臓をいたわるチャンスがもらえた」と解釈すべし。(よろしければ、腎臓にイイこと(^0_0^)をご参照くださいマセ)

また、入院中に医師から借りた本「腎臓病ってなあに?―もっとわるくならないために」に、腎臓病の人が注意すべき事項が書いてあったので付記しておこう。これらの症状を決して放っておかないこと!

・むくみ・たん、せき、のどの痛み
・体重の増加
・風邪を引かない
・保温に注意
・血圧を低く保つ

お得意の余談になるけどsmile、ワタシが退院して家に帰ると腎臓病に関する本が5~6冊おいてあった。いずれも専門書ではなかったが、母が自分で読み、ワタシにも読ませようと買った本だそうだ。そのうちの1冊にこんなことが書いてあった:

「精神の不安定と不規則な生活が腎臓には最悪。腎臓病との闘いは一生ものと覚悟を決め、自分をキビシク律すること。それが一番の患者の心得である」

経過観察の期間とは、このように自分を鍛えていく時期だと解釈しよう。(そういう自分もまだまだ鍛え方が足りませんが・笑)

どんな生活が「ふつう」なのか分からない方は、尿試験紙を購入して、どんな時にたんぱく潜血が増える=腎臓への負担が大きいのかを確認してみるのもイイと思う。(尿試験紙は必需品)

●1年経ったら精密検査を!

通常、1年経っても尿所見がよくならず、ますますひどくなるようなら腎生検を行う、というのがガイドラインのようだ。

でも、あくまでも素人の意見だけど――ワタシは、1年経っても尿所見に異常があるようなら(たとえ尿たんぱく尿潜血が減少したとしても)、きちんとクリアチニン・クリアランス(Ccr)や腎生検を行った方がよいと考えている。

生活習慣を改めれば尿たんぱくは必ず減る。

でも、本当の原因が分からなければ、いつまで経っても根本的な治療にはとりかかれず、「(たんぱくが)減った~happy01増えた~crying」と一喜一憂していなければならない。それこそが腎臓に最も悪いことなのに。

また尿たんぱくが減ったからといって、腎炎が完全に治まった(寛解)とは限らない。単に大火事がボヤになっただけかもしれない。

その証拠が潜血尿だ。血尿がすっかり消えるまでは、決して安心してはいけない。いつまた何をきっかけにしてボヤが大きく燃え上がらないと、一体誰が言えるのだろう?(血尿が消えても安心できない場合もありますweep)

ワタシが長年のひどい症状にもかかわらず子宮筋腫の手術をためらっていたのもそのためだ。

手術に伴う全身麻酔、痛みや発熱などをきっかけに交感神経が暴走し、再び免疫異常が起きるかもしれないと腎内の主治医に言われていたからだ。(単に手術がイヤだったわけじゃないんですよん)

狂った免疫系を鎮めると言うことは、それほどデリケートなことなのだということを決して忘れてはいけないのだと思う。(糖尿病性腎症や腎炎以外の慢性腎臓病の場合はまた別です)

え?それを言うなら腎生検も??(笑)。

う~ん、腎生検がきっかけで腎炎がひどくなったという症例をワタシはまだ聞いたことがないけれど・(笑)。

そして原因が分かったら、真正面から病気と向き合って闘いを始めればいい。

たとえ慢性腎炎でも、適切な治療を施して生活習慣を改めさえすれば、一生うまく付き合っていけるのではないか、最近ワタシはこう考えているscissors

またまた長~くなってしまいましたbleah。当分は大人しくしているつもりでございますのでどうかご勘弁の程お願い申し上げマス(笑)。

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コメント

こんさん、こんにちは。
こちらの記事を読ませていただき、大変勉強になりました。
腎生検について、以前もこんさんにすすめていただいたこともあり、自分なりにそろそろかと考えました。

今月で仕事が一区切りつくので、また通院し、一から腎炎との付き合いを、考えていこうと思っております。
ありがとうございます。

投稿: りんご | 2009年2月 6日 (金) 11時42分

りんごさん、こんにちは(^O^)/。

ワタシの方こそ、いつもご訪問やコメントを頂きまして、
大変感謝いたしておりました。(そうは見えないでしょうけど・笑)

それでもやっぱり、根っからのお節介焼きの血が騒ぎ(笑)、
りんごさんのカラダが楽になっていらっしゃらないのを感じると、

「お仕事無理して大丈夫なのかしら?夜は、もっと(?)ぐっすり
眠らなくちゃいけないわ~、そんなに微熱や疲労感があるのに、
生検したほうがイイんじゃない?積極的治療はしなくてもイイの?」


と、親でもないのに、うるさく言わずにはいられませんでした(爆)。
他の人ならもっと優しく言ってあげられるんだろうな~と思いながら(^^ゞ。

そういいながら、
実は自分もか~なり疲れ果てていたことに気づいたのです~(笑)。
医者じゃないから「カラダにイイこと管理人」の不養生かしらん?(爆)

昨日で仕事も一段落させたのですが、
ブログだけはそれでも続けようかどうしようか悩んだ末、
やっぱりお休みすることにしましたのデス(^^ゞ。

自分のカラダのために(笑)
当分はPCフリーの生活をするつもりでいました~。

最後にりんごさんへのお返事がかけてよかったデス(^^♪。
これでワタシもほっといたしました。
(↑止めるわけじゃないんだから大げさですね~笑)

それでは、どうぞくれぐれもお大事になさってくださいね。
ご回復を心よりお祈り申し上げております。

こん

投稿: りんごさんへ | 2009年2月 6日 (金) 12時22分

初めまして。まりもと申します。
私は今中学3年生なんですが、初めて{蛋白・潜血}とゆう診断結果を頂きました。
初めての事だったもので「今まで一次で済んだのに…」と不安に駆られました。
ネットで蛋白や潜血について調べている時にこのサイトを見つけ、覗かせて頂きました。
様々な事柄をどういった方法で対処すればいいか、経験を元に書かれていて分かりやすかったです。参老になりました。ありがとうございます。

投稿: まりも | 2014年5月28日 (水) 00時40分

まりもさん、はじめまして。

尿初見に異常があったのこと、不安ですよね。

でも検査で見つかったのはラッキーだったのですよ~。
私のように、ひどくなる前に見つかって本当に良かったですね。
これから色々注意していけますものね。

私もそうでしたけれど、分からないことは何でもお医者様に相談してくださいね~。ここに書いてあることは、あくまでも私個人の体験なので、まりもさんには当てはまらないこともあるかもしれませんから。

ご自分の体調とよ~く相談しながら(無理は禁物)、
少しずつでも症状を改善していけるとよいですね。

どうぞくれぐれもお大事になさってくださいねclover。こん

投稿: まりもさんへ | 2014年5月28日 (水) 06時54分

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