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2009年6月 6日 (土)

IgA腎症といわれたら(再び・笑)~扁摘パルスをする前に

IgA腎症関連子宮筋腫関連低たんぱく食関連低たんぱく食レシピ関連

ワタシは7年前にIgA腎症を発症し、ステロイドパルスの治療を受けた。医師からは完全寛解と告げられている。4年前から薬は一切服用しておらず、今は通院もしていない。年に一度、尿検査を受ければイイとのお墨付きをもらったからだ。

そんなワタシがなぜ未だにIgA腎症の話を続けているのか?(笑)

それは、IgA腎症は、そう簡単に「すっぱり縁が切れる」などという病気ではないからだ。「完全寛解」を宣言されたワタシでさえ、将来再燃する可能性がないとは言えない。

なぜなら、IgA腎症は「自己免疫疾患」であり、たとえ現在ある「病巣」をつきとめ、摘出することができたとしても、「第2、第3の病巣」が出現する可能性を100%否定することなど、誰にもできはしないからである。

たとえば、この病巣が扁桃腺だとしよう。

現在IgA腎症治療に用いられている扁摘パルスは、「扁桃腺を摘出し、IgA抗体の発生源を絶ったところで、ステロイドを大量投与し、免疫系の暴走を鎮め、糸球体の炎症を抑える」という治療法である。

が、この扁摘パルスで摘出する扁桃は「口蓋扁桃」のみ。鼻の奥にある咽喉扁桃や舌の下にある舌扁桃への加療は含まれていないのが現状だ~よろしければIgA腎症はうがいで治す!をご覧くださいマセ。

以前、IgA腎症は自然に治る?にも書いたのだが、この扁摘パルス、こんなにもてはやされている(?)のは、世界中でどうやら日本だけらしい(笑)。欧米ではその効果が疑問視されているというのだ。その主な理由がコレだろう~扁桃が病巣だとしても、すべての扁桃を切除するのでない限り、IgA腎症を根治させることはできない。そして、そのような手術は大変危険である、と。

が、日本では、一番大きな口蓋扁桃を摘出することで、少なくとも大きな病巣を取り除くことができる、すなわち、腎炎の進行を少しでも遅らせることができると考えている、というのがどうやら一般的な評価らしい。

そして、一部の、熱心で良心的な医師のみ(?笑)が

「扁桃腺(口蓋扁桃)を摘出しても、口呼吸をやめないでいると再燃の可能性がありますよ」

そう言っているようだ。(その警告が患者に浸透しているとはとても思えないというのがワタシの正直な感想なんだけど~笑)

でも、ここでひとつ、ワタシは問いたい~「口呼吸をやめることで、他の扁桃の炎症を抑えることができるのなら、ナゼ、口蓋扁桃だけは『とらなくてはいけない』のか?」

口呼吸を止め、うがいを励行すれば、口蓋扁桃の炎症をも抑えられるのではないのか?

ワタシがここまで(笑)こだわるにはそれなりのワケがある。それはワタシ自身の経験:

●ワタシは昔から扁桃腺をよく腫らすほうだった。扁桃腺を腫らすとすぐに高熱が出るので、そのまま放っておいたことはないし、いつも抗生物質のお世話になっていた。

●また一方で、ワタシはハウスダストの鼻炎持ちである。かなり幼少の頃から患っており、ステロイドパルスをしてからはますますその症状が頻繁に出るようになった。鼻炎を放っておくと風邪に移行することは分かっていたが、どちらかといえば「いつものこと」と放置しがち。

このような傾向の体質をもつワタシが、IgA腎症を発症し、ステロイドパルスで一度寛解した後、コメリアンをやめた頃から、ふたたび血尿が出始めた。発症後3年目のことである。

その間2~3度、扁桃腺を腫らす風邪を引いたが、いつものように抗生剤を使って治した。かなり心配して自分でも頻繁に尿検査をしたが(笑)、扁桃腺がはれている間も、その後も、血尿が増えることはなく、むしろ消えた。

ちなみに、当時たんぱく尿は出ていなかった。時にでることはあっても、こちらは低たんぱく食を徹底することですぐに治まった。もちろん、風邪によって出たことはほとんどなかった(ま、高熱が出ている間は、腎臓への負担が増したらしく、±ぐらいにはなったけど)。

一方、ステロイドの影響で子宮筋腫がひどくなり、大量出血による貧血のために体力が低下してしまう。出血量を少しでも少なくしようと、腎内の主治医と相談の上、コメリアンを止めさせてもらうことになる。

薬を止めた後、ほぼ時を同じくして鼻炎が慢性化してきた頃、ふたたび血尿が出始めたというわけ(1+~2+)。この血尿はなかなか消えてはくれなかった。そのうちに少しずつたんぱく尿も出始める(±~1+)。

「ワタシのIgA腎症の原因は鼻炎??」

そう気づいてから、毎日鼻とのどのうがいを欠かすことはなかった。アレルゲンであるハウスダストの徹底除去に努めるべく、部屋の掃除も毎日やった。鼻炎に効くというなたまめ茶も積極的に飲んだ。

そんな生活を1ヶ月も送ったあと、血尿はすっかり出なくなった。想像するに、ワタシの病巣は「咽喉扁桃(アデノイド)」だったに違いない(?笑)。

それから現在まで、うがいと掃除を欠かすことができないでいるが(最近は空気清浄機も買ったけど・笑)、おかげ様でずっと血尿は出ないままである。血尿が出ないということは、糸球体に炎症が起きていないということなので、当然のごとく、たんぱく尿が降りてくることもない。(ま、腎臓に過度の負担をかければ別デスが・・・)

そう、ワタシは、うがいと掃除という、まことに簡単で誰にもできる方法でIgA腎症の再燃を防ぐことができたのである。(モチロン「低たんぱく食」も欠かせませんが、テーマがずれるので今日は省きマス・笑)

ワタシにできたことが、他の人にできない理由がどこにあるだろうか?

「扁桃腺がすっかり変形してしまって、どんな治療(抗生剤やうがい)を施そうが、もう2度と本来の機能を発揮することができないっ!」

というなら、話は別だけど、本来扁桃腺は、付着した細菌を退治すればちっちゃくなるという性質を持っているのだ(笑)。

いきなり、「切る」ことを考えるのではなく、まず、投薬やうがい、生活習慣の改善(口呼吸を改め鼻呼吸にする)を試みることが、どうしていけないのだろうか?腎炎が進行期にあるなら別かもしれないが、ごく初期の段階で、低侵襲の方法を選択するのがそんなにイケナイことなのだろうか??

それに、扁桃腺が存在するには、ソレ相応の意味があるのだ。

鼻から侵入した細菌を退治するために咽喉扁桃があり、口から入ってきた細菌をやっつけるために口蓋扁桃が、のどから気管支や肺に降りてこようとする細菌を食い止めるために舌扁桃が、存在しているのだ。

田中美津さんが、その著書「ぼーっとしようよ養生法」の中で、「昔、(高熱を出すのを防ぐために)喉頭扁桃(アデノイド)を摘出することが流行ったことがあったけど、そのせいで、腎炎にかかる人が増えた」とおっしゃってらした。

扁桃腺をとったから腎炎が増えたというよりは、アデノイドを摘出したために、口蓋扁桃や舌扁桃の負担が増えてしまい、手に負えなくなった結果、自己免疫(免疫系の狂い)がおきてしまったのではないだろうか?

「扁桃腺さえとってしまえば、ホントに大丈夫なの!?」

~それに、ステロイドの副作用については、もう語りたくないぐらい語った(笑)し、正直言ってもう話したくもないぐらいなのダ~夕べまためまいが来そうになって、ステロイドのことを考えると腹が立って眠れなくなりそーだった<(`^´)>から、考えるのをやめたっ!(爆)~

実際に扁摘パルスを受けて寛解した人に水をさす気など、ワタシには毛頭ない。これだけは分かってほしい(笑)。それに、免疫異常がひどくなってしまったら、扁摘パルスもやむを得ない選択肢の1つであることもよ~くよ~く分かっている。

でも、「扁摘さえやれば大丈夫!」と、まるで新興宗教のようにソレを信じて、もし万が一期待がはずれてしまったら(そうならないことを願っているけれど)、いったいどうするんだろう?

その人の病巣は、アデノイドや舌扁桃に(もしかしたら他の箇所に)あるだけかもしれないのに。病巣うんぬんよりも、抗体を作り出す「骨髄」自体に問題がある方も、中にはいるそうだしね。

~もしそんなことが起こったとしても、どうかどうかパニックにだけは陥らないで!そうやって自律神経のバランスをくずすことこそが、あらたな「免疫系の暴走」を生み出しかねないんだから~

「もう打つ手はないといわれました」

そう、とあるブログで語っていた方の言葉が目に焼きついて離れない。「食事制限に休息にうがい」~それだけでよくなる可能性が、まだ十分に残されているかもしれないのに。

IgA腎症といわれたら扁桃腺をとる前に、ステロイドパルスを受ける前に、自分にできることが本当にないのか、是非もう一度考えてみていただきたい、そう願って止まないワタシなのでありました(*^_^*)。

~そんな「毎日が対症療法(笑)」のワタシですが、もっと根本的に腎臓を強化し、自己免疫体質(?)を改善するべく、ただいま漢方薬を服用中デス。今後どうなっていくか、時間はかかりそうですが、おいおいご報告するつもりでおりマス~

自分の体験を下に、もう1度しつこく書いてみました。今回は、前回より多少はまとめられたと思いマス(^^ゞ。なんだかね~イロイロ考えると、思うように書けなくって・・・(笑)。

雨に足止めされたことをイイことに、つらつら書いちゃったわけデス。さてさて、今日は読書三昧でもしよーっと。皆さまもどうぞ良い週末をお過ごしくださいマセ(*^_^*)。

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コメント

こんさん、こんにちは!
まさに「扁桃腺の摘出&再度のステロイドパルスしか治療手段の提案ができない」と主治医からいわれた私です^^;
でも私実は小さな頃から扁桃腺を腫らしたことないんです。事前の耳鼻咽喉科の診察でも「小さくて綺麗な扁桃腺ですねと」お墨付きをいただきました。
治療の早い段階から扁桃腺摘出の話は出ていたのですが、「うーん扁桃腺の炎症もないのにそれって効果あるの?」「簡単な手術だけど手術は手術だし」という気持ちがずっとあって、数年お断りしていたのです。

それでも食事制限も服薬治療もしていても、尿たんぱくが収まらず、クレアチニンも上昇。ああやばいなと自分でも思い始めたそのタイミングで主治医からの件の宣告。「まあ、ちょっとでもよくなればもうけものか」と判断して手術を受けました。

結果、数ヶ月後には尿たんぱくは劇的に減少。クレアチニンの数値も改善されました。僕の場合、効果はあったようです。
それでも手術から2年経った今、クレアチニンはまた上昇。手術前より高い数値になっています。まあ手術で2年分は透析まで先のばしできたからいいか、と良い方向に考えてる今日この頃です。

投稿: ムラカタ | 2009年6月 7日 (日) 11時53分

ムラカタさん、こんにちは~(^O^)/。

コメントと貴重な体験をお聞かせくださってありがとうございました。

ワタシのホンネを言うとですね~
「どんな手段を使っても~手術をしてもしなくても、よくなるのならばそれでイイ」デス。

でも、この「よくなる」は寛解だけが目的ではなくて、体全体が少しでも健康になれればイイ、という事です。

う~んと極端なコト言うと、
たとえ腎炎が治らなくても、毎日が健康的に楽しく過ごせた方がイイ、逆に寛解してもその後何年も病気がち~では一体なんのための治療だったの?最近はそう思っているのでございマス(笑)。

だから、
もし「カラダを痛めつけずに済む方法」があるなら、それを探すに越したことはないと、余計なお世話だとは思いながらも、ついつい熱くなってしまうのデス(^^ゞ。

ムラカタさんのブログを拝見していると、本当は色々大変なコトもおありなのでしょうけど(?)、人生を楽しんでいる様子が伝わってきます。

大変無責任な言い方かもしれませんが、その点、ムラカタさんは十分に健康でいらっしゃると思ってしまうわけです。

それでもやっぱりクレアチニン、下がるとイイですね。もしお嫌でなければ、なたまめ茶、試してみませんか?ってまたいつものお節介が・・・(笑)老婆心だと思ってお許しくださいね~。

それでは~気候が不安定ですからくれぐれもお体お大切になさってくださいマセ。

こん

投稿: ムラカタさんへ | 2009年6月 7日 (日) 13時02分

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